Canvaで作るInstagram投稿の作り方|トレーナー・セラピスト向けスライド投稿デザインガイド
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更新日:1 日前
はじめに
SNSにおけるコンテンツの評価は、「最初の3秒で決まる」と言われています。ユーザーはスクロールしながら膨大な情報に触れ、その中で見るか・飛ばすかを瞬時に判断しています。
そのため、いかに内容が優れていても、レイアウトの乱れや文字の読みにくさ、視認性の低さがあるだけで、コンテンツは十分に閲覧されることなく離脱されてしまいます。
特に、臨床や運動指導の現場で培った質の高い知見をSNSで発信する場合、画像の不自然なトリミングや画質の粗さは、単なる見栄えの問題にとどまりません。
この記事では、トレーナーやセラピストといった専門職が、自身の専門性を正しく、かつ魅力的に伝えるための実務的なInstagram投稿の作り方を整理します。
投稿スライドにおけるレイアウト設計の基本と、Canvaを活用した具体的な作成方法について解説していきます。
トレーナーやセラピストがなぜCanvaを活用すべきなのか?
Canvaはブラウザベースのグラフィックデザインツールであり、デザインの高度な知識がなくても直感的な操作でSNS投稿や資料作成が可能です。
SNS投稿に加えて、プレゼンテーション、動画、チラシ、名刺、ホームページの作成など、幅広いデザイン制作に対応しています。

豊富なテンプレートや素材が用意されているため、デザインに不慣れな方でも、比較的短時間で一定水準のデザインを作成しやすい点が特徴です。
Canvaは無料でも利用することが可能ですが、有料プランにすることで使用できる機能や素材の幅が大きく広がります。無料版はアカウント登録のみで利用できる一方、有料版は月額または年額で提供されており、年額プランでは1か月あたりの費用を抑えつつ、ほぼすべての機能を利用できます。

初期段階では操作に戸惑うこともありますが、継続的に使用することで操作理解とデザイン感覚は徐々に向上します。年間を通してデザインスキルを高めていくという観点においても、一定の投資価値があるツールといえます。
当サービスのコンテンツもCanvaで作成しています。今月にCanva活用した資料作成のイベントもありますので、興味のある方は是非ご参加ください。(年額会員に登録いただくと今後すべてのイベントが無料で参加できます。)
なぜ今「縦長(4:5)」投稿が重視されるようになったのか?

Instagramのフィード投稿において、従来主流であった正方形(1:1)から縦長(4:5)への移行は、現在の運用において重要な設計要素となっています。
そのため、スクロール中に視線を止める確率が高まり、コンテンツへの接触機会が増加します。
さらに、視認性が高いコンテンツは滞在時間やアクション(いいね・保存など)につながりやすく、結果としてエンゲージメントの向上が期待されます。こうした指標はアルゴリズム評価にも影響するため、表示機会の拡大にも寄与する可能性があります。

専門的な知見を確実に届けるためには、内容だけでなく「どのように見せるか」という設計も不可欠です。
その前提として、まずは縦長(4:5)というフォーマットに適応することが、現在のSNS運用における基本条件といえます。
ストーリーズやリールでは、アプリのUI(ユーザー名、各種ボタン、返信バーなど)が投稿の上下に重なる仕様になっています。
そのため、テキストや重要な情報を端に配置すると、意図せず隠れてしまわないように注意する必要があります。
Instagram投稿タイプ別推奨サイズ・比率早見表
投稿の種類に応じて以下の推奨サイズを設定してください。

投稿タイプ | 推奨サイズ (px) | 比率 | 戦略的運用アドバイス |
フィード(縦長) | 1080 × 1350 | 4:5 | 最も推奨。 画面占有率・視認性が高い。 |
ストーリーズ | 1080 × 1920 | 9:16 | 上下15%(250px強)はUIに隠れるためテキスト配置は非推奨。 |
リール本編 | 1080 × 1920 | 9:16 | テロップは「中央1440px」以内に集約させることがポイント。 |
リールカバー | 1080 × 1920 | 9:16 | フィード表示(3:4)を想定した中央寄せを行うこと。 |
カルーセル投稿(フィード投稿)のポイント

重要なテキストや要素は「中央領域」に配置する
縦長サイズ(1080×1350px)で作成した場合でも、プロフィールのグリッド画面では表示領域が「1012×1350px」に制限されます。そのため、上下の端にテキストを配置すると、表示時に見切れる可能性があります。
重要な情報は中央の領域に配置し、上下端には余白を確保する設計が必要です。
Canvaの「余白表示」機能を活用してズレを防ぐ
Canvaでスライドを作成する際は、「SNS」→「Instagram投稿(4:5/1080×1350px)」を選択します。その後、「ファイル」→「設定」→「ガイドを追加」へ進み、列の余白を34pxに設定します。
表示された余白内にテキストや要素を収めることで、グリッド表示時の見切れやズレを防ぎ、レイアウトの安定性を保つことができます。
ストーリーズ投稿のポイント

ストーリーズ投稿の全体サイズは、アスペクト比「9:16」の「1080×1920ピクセル」に設定して作成します。
画面全体のうち、実際にコンテンツが適切に表示される領域は「1080×1610ピクセル」となります。
画面の上下の領域はテキストが見切れたり隠れたりする可能性があるため、重要な情報は中央に配置し、テキストを置くことは避けましょう。
リール投稿のポイント

リール本編の全体サイズは、アスペクト比「9:16」の「1080×1920ピクセル」に設定して作成します。
画面全体のうち、文字や重要な映像が確実に見える安全領域は、画面中央のアスペクト比「3:4」にあたる「1080×1440ピクセル」となります。
ストーリーズ投稿と同様にリールの画面上下(上部約250px・下部約200px)には、アカウント名や「もっと見る」、キャプションなどのアプリUIが自動的に重なって表示されます。
さらに、リール動画では画面の右下部分には「いいね」や「共有」「保存」ボタンが表示されるため、これらの領域にテキストを置くことは避け、必ず中央に配置するように設計することがポイントです。
まとめ
Canvaは、直感的に操作しやすく汎用性の高いグラフィックデザインツールであり、トレーナーやセラピストの情報発信においても有効な手段となります。
今回は3つのInstagram投稿形式に対応したレイアウトの作り方について解説しました。
単にサイズを合わせるだけでなく、余白や表示仕様を踏まえてレイアウトを設計することが重要です。
なお、オンラインプログラムでは、推奨サイズに基づいたテンプレートも提供しています。
テンプレートを活用しながら、視認性の高い、整った投稿作成につなげていただければ幸いです。





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