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エクササイズ指導におけるキューイングとは?運動学習を促すタッチ(Touch)とタップ(Tap)の使い分け

  • 6月25日
  • 読了時間: 5分

はじめに


運動指導では、「もっと背中を丸めてください」「ここを動かしてください」と言葉で説明しても、なかなか思うように動けない場面があります。


そのようなときに重要になるのが、トレーナーやセラピストの「手」です。


手は、マッサージを行ったり、動きを外から修正したりするためだけに用いるものではありません。


触れることでクライアントの脳へ感覚情報を入力し、「どこを」「どのように」動かせばよいのかを理解しやすくする役割があります。


このように、触覚を利用して運動を導く方法をタクタイル・キューイング(触覚指示)と呼びます。


そこで重要になるのが、タッチ(Touch)とタップ(Tap)という2つの触れ方を目的に応じて使い分けることです。


どちらも「触れる」という点では同じですが、脳へ伝える情報や運動学習に果たす役割は大きく異なります。


本記事では、脊柱のモビリティとモーターコントロール(運動制御)の代表的なエクササイズであるキャットキャメル(Cat-Camel)を例に、TouchとTapの違いと、それぞれを臨床でどのように活用すれば運動学習を促進できるのかを解説します。


タクタイル・キューイングとは?


タクタイル・キューイング(Tactile Cueing)とは、トレーナーやセラピストが手で触れることで、クライアントへ身体の位置や動きに関する感覚情報を伝え、運動学習を促すアプローチです。


タクタイル・キューイングの説明スライド。左に解説文、右に手の図と神経図がある白背景の資料。

単に姿勢や動きを修正するのではなく、「どこを動かすのか」「どの筋肉を使うのか」を触覚を通して伝えることで、適切な身体の使い方を学習しやすくしたり、身体への気づきを与える効果が期待できます。


一方で、タクタイル・キューイングは相手の身体に直接触れる技術であるため、クライアントにとって非常にパーソナルな感覚体験となります。そのため、安心して運動に取り組める環境をつくることが重要です[1]。



エクササイズ指導におけるキューイング|「タッチ」と「タップ」の使い分け


キャットキャメル(Cat-Camel)は、脊柱を分節的に動かし、脊柱の粘性を取り除きながらモーターコントロールを向上させる代表的なエクササイズです。

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