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自分に合った運動方法を知るための方法について

更新日:11月11日


自分に合った運動方法を知るための診断チャート

「運動をはじめたい」と思えば、SNSやYoutubeなどさまざな運動を紹介したコンテンツを利用して自宅でも費用を掛けずに簡単に行うことが出来るようになりました。


しかし、エクササイズに関する情報は沢山あっても「自分に合った運動方法」について教えてくれる機会を得ることは意外と少ないです。


「運動」といっても沢山の種類の目的があり、自分でおこなう運動方法も一人ひとりの目的や運動習慣や体力レベル、ライフスタイル、運動の好みによって異なります。


そのため、すべての人に同じ運動が合うとは限りません。

では、どのようにして「自分に合った運動方法」を見つけることができるのでしょうか?


この記事では、自分に合った「運動方法」を知るための方法について簡単なYes/Noの質問をに答えて、あなたに最適なエクササイズ手段をを見つけるきっかけを提供します。


 

自分に合った運動方法を知るための診断チャートを作成


今回、自分に合った運動方法を知っていただくため、「自分に合った運動方法を知るための診断チャート」を作成しました。


質問に対して「Yes/はい」または「No/いいえ」で進み、最終的にたどり着いた結果をご参照ください。

自分に合った運動方法を知るための診断チャート

自分に合った運動方法を 知るための診断チャート
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自分に合った運動方法を知るための診断チャートの結果を解説


ここからは質問に回答して最終的にたどり着いた「結果」についてそれぞれ紹介していきます。


※ 結果は診断として自分の運動方法の方向性を導くものであり、効果を保証するものではありません。予めご了承ください

 

結果01:医療機関への受診

整形外科への受診

痛みは体の異常を知らせる重要なサインです。夜寝ている時や何もしなくても痛みや症状が持続する場合、痛みの緊急度は比較的高い状態です。


病院に行っても「待ち時間が長くスケジュールの都合が合わない」、「放おっておけばそのうち良くなるだろう」や「痛み止めや湿布を渡されるだけ」と過去の経験や誤った認識から痛みや症状が日常生活に支障が出るレベルにならないと病院に行かない方は多いはずです。


しかし、ちょっとした痛みや症状だとしても医療機関を受診し、重篤な問題がなかったことを知ることは運動をおこなう上で非常に重要な情報源になります。


そのため、今回この結果になった方は運動する前にお近くの整形外科に受診し、医師の診断や必要に応じて理学療法士によるリハビリテーションを受け、まずは痛みに対する治療を行いましょう。

 

結果02:呼吸エクササイズ

呼吸エクササイズ

呼吸は1日に2万回もすると言われ、生命を維持する機能だけではなく精神面をコントロールする作用もあるとされています。


最近の研究では呼吸機能に問題があると姿勢維持機能が低下すると言われます。[ 1 ] 疲れやすく、睡眠の質が低下している場合はヨガや呼吸エクササイズなどを行い、カラダの調子を整えていきましょう。

 

結果03:体幹トレーニング

体幹トレーニング

お腹に力を入れたほうが動きがよくなるのであれば体幹の機能が低下している可能性があります。


体が疲れやすいといった症状がある場合もストレッチやマッサージよりもエクササイズが効果的です。


特に体幹トレーニングによって体幹の筋肉が強化されると、姿勢改善効果が期待されます。[ 2 ]


良好な姿勢は、背中や首の痛みを減少させるだけではなく、疲れにくい体作りや日常的な動きを楽にするために役立ちます。

 

結果04:バランストレーニング

バランストレーニング

バランス能力(体をコントロールする力)が悪いために、姿勢を支える筋肉に適切なスイッチが入らず、疲れやすくなっている可能性があります。


このような場合は、筋トレよりも、体の本来の機能を目覚めさせるために「整える」エクササイズが効果的です。


筋肉をただ鍛えれば良い訳ではなく、適切なタイミングで適切な動きが出来ることがとても大切です。バランストレーニングでカラダの調子を整え、動きの質を高めていきましょう。

 

結果05:ストレッチ・エクササイズ

ストレッチエクササイズ

体の柔軟性が不足している可能性があります。


体が柔軟性が不足していると動きの質自体が低下してしまうため、トレーニングを行った際の怪我のリスクが高くなります。まずは「緩める」エクササイズを行っていきましょう。


ストレッチを行うことでただ単に柔軟性を高めるだけではなく、動きを高めたりパフォーマンスを向上させるなど運動をおこなうと同等の効果が期待されます。[ 3 ]


筋トレを行うことへの抵抗があったり、ハードルが高いと思う方もストレッチであれば運動を継続できるかもしれません。


フォームローラーやストレッチを組み合わせることで柔軟性を高めることができます。無理にカラダを伸ばそうとせずに呼吸を止めないようにリラックスした状態でエクササイズを行なってみてください。

 

結果06:部位別の筋トレ

各部位のトレーニング

筋レは大きく(1)上半身(胸や背中、二の腕など)、(2)下半身(内もも、おしり)、(2)体幹(お腹の前面、側面、下腹部)など3つのパートに分けられます。


運動初心者の方は大きい筋肉(胸・背中・お尻・お腹)からトレーニングをはじめることがおすすめです。


カラダのチェックで前屈が出来なかった場合、最初に柔軟性を高めてから上記の筋トレをすることをおすすめします。

 

結果07:サーキットトレーニング(全身運動)

サーキットトレーニング

短時間で効率よく全身運動を行いたい場合はサーキットトレーニングがおすすめ。


サーキットトレーニングとは全身運動+休憩を繰り返し追い込んでいくトレーニング法です。


最近では「HIIT:High Intensity Interval Training)とも呼ばれ、高強度の負荷のかかる運動と、休憩を繰り返すトレーニング法が様々効果があることが報告されています。


普段から活動量が高い方や、現在ジムに通っているが更に刺激が欲しい方は是非トライしてみましょう!


自宅でマシンやダンベルなどの器具がなくても、アイデア次第で良い汗をかけるはずです。

 

おわりに


運動は一般的に「筋トレ」と連想する方も多くいるかと思いますが、運動方法は筋トレだけに限らず適度に体をほぐしたり、ストレッチで柔軟性を向上したり、上手く使えていない筋肉に刺激を入れることなども含めすべて筋トレと同じような運動方法です。


ただし、どんな運動手段でも運動をおこなう前に「健康な状態」であるかどうかがとても大切です。


Physioplusオンラインプログラムサービスの位置づけ

もし、カラダのどこかに痛みがあるのに、痛みを我慢して筋トレを継続すれば怪我のリスクをより高める要因になりますし、決して健康であるとは言えません。


運動をはじめる前に、ただ単にやみくもに運動(トレーニング)を行う前に、自分で合った運動方法は何かをある程度理解した状態で筋トレ(自宅トレーニング)を行うことが大切だと思っています。


少しでも多くの方が自分に合った運動方法を知ることで怪我のリスクを最小限に抑え、心身ともに健康状態を維持できる助けになれば幸いです。


Physioplusのオンラインプログラムではこれらの目的に合う健康プログラムコンテンツを提案しています。是非、オンラインプログラムにも参加してみてください。

 

参照


  1. Takashi ONUKI. The relationship between breathing function, diaphragm and the core. Japanese Journal of Athletic Training. 2019, Vol.5, No.1, p.27.

  2. Akuthota V, Ferreiro A, Moore T, Fredericson M. Core stability exercise principles. Current sports medicine reports. 2008 Jan 1;7(1):39-44. Available: https://journals.lww.com/acsm-csmr/Fulltext/2008/01000/Core_Stability_Exercise_Principles.14.aspx (accessed 25.1.2022)

  3. Jackie Kaminski,5 HUGE BENEFITS OF STRETCHING: LEARN THE ADVANTAGES OF FLEXIBILITY(https://blog.nasm.org/the-benefits-of-stretching) ,NASM

  4. Atakan MM, Li Y, Koşar ŞN, Turnagöl HH, Yan X. Evidence-Based Effects of High-Intensity Interval Training on Exercise Capacity and Health: A Review with Historical Perspective. Int J Environ Res Public Health. 2021 Jul 5;18(13):7201.


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